団体概要
協会の目的
近年、家族の様相や子どもを取り巻く環境の急速な変化に伴い、家庭が子どもの心理的安全基地としての役割を果たすことが難しくなっています。又、関係性が希薄な社会の中で育った者が、親になり子育ての難しさを子どもの問題と捉えてしまうケースも少なくありません。当協会ではこの現状を打破するため、まずは質の高いセラプレイ療法を提供する専門家を育成し、現在多くの子どもに関わる心理、福祉、教育領域などの専門家にセラプレイからの指導・教育を通して子どもを理解する目を養う事を積極的に行います。そして、家族関係改善や、本当に家族にとって大切なものに気づく環境を創出する事を目指します。
米国で生まれたセラプレイをトレーニングする協会としての機能に違和感を覚えた代表は、日本の風習や習慣、日本という島国で長年に渡って培われてきた、目に見えない人間関係の中に起こる独特な部分に目を向け、文化人類学や、日本の文化に関する理解を深めるための研究も行っています。日本人だからと見逃してしまった「私たち」に関する理解を深めていくことで急速に動いている社会の中での「日本の関係性」を多面的に理解することを目指します。
活動概要
当協会は、関係性に焦点を当てた心理療法であるセラプレイを用いて以下の3つの活動を行う団体です。1つ目は,発達や愛着の問題など身近な他者との関係性に困難さを抱える“子どもや家族への援助活動”です。2つ目は、米国国際本部や各国の関連機関と連携の下で行う、そうした援助活動を担う質の高いセラプレイ療法を提供する“専門家の育成活動”です。3つ目は、子どもや家族を取り巻く様々な支援者に対して行う、“セラプレイの知見に基づいた研修活動”です。またこれらの活動の中で研究、翻訳、出版活動等を行っています。
特定非営利活動法人 日本セラプレイ協会
代表: 高井美和(セラプレイセンター東京 所長)
顧問: 川畑友二(クリニック川畑 院長)
理事: 川上真樹、土井信子、渡辺紘子
監事: 大野佳代
設立年月日: 2014年1月19日
法人登記年月日: 2014年7月25日
主な事業
①セラピストとしてのセラピー活動(センターや養護施設など)
②心理・福祉・教育の専門家に対する職員研修及び講義。
③セラプレイセラピスト育成のためのトレーニングや講習の企画・運営。
④米国本部との連携を取りながら、セラピスト育成機関としての規約やシステムの構築。
⑤協会の広報事業としてニュースレターやパンフレットなどの作成と送付、インターネットを通した情報の発信。
⑥論文や学会発表及び書籍やビデオの翻訳作業。
会則
また会員制度の改正に伴い、会員規約の修正行も行っております。ご確認ください。